エレミヤ10章 そんな物を恐れるな

エレ10:5「それは、きゅうり畑のかかしのようで、ものも言えず、歩けないので、いちいち運んでやらなければならない。そんな物を恐れるな。わざわいも幸いも下せないからだ」
偶像が人に対して影響を及ぼさないことは、聖書のいろいろな箇所に書かれています。「口があっても語れず、目があっても見えない(詩115:5)」というのも、偶像がものが言えないことを示しています。イザヤも「これはその場からもう動けない。これに叫んでも答えず、悩みから救ってもくれない(イザ46:7)」と預言し、偶像が人の悩みなど解決してくれないことを示しています。パウロはさらに突っ込んで「何かに不自由なことでもあるかのように、人の手によって仕えられる必要はありません(使17:25)」と語り、もし偶像が神ならば、食事や水を与えれもらったり、磨いてもらったりする必要もないことを説明しています。偶像は形あるもので、人間にとってはわかりやすいかもしれませんが、何の力も持っていません。イスラエルの民も、世界のどの民族もすべて同じ過ちを犯しています。日本も例外ではありません。エレミヤの言う「主はまことの神、生ける神、とこしえの王(10)」が真実の神です。「主」とは聖書に書かれている神のことで、アブラハム,イサク、ヤコブの神、ヤハウェ、エホバなどと呼ばれている神のことです。