エゼキエル37章 四方から集め

エゼ37:21「彼らに言え。神である主はこう仰せられる。見よ。わたしは、イスラエル人を、その行っていた諸国の民の間から連れ出し、彼らを四方から集め、彼らの地に連れて行く」
第一次世界大戦時、イスラエルロスチャイルドの資金を使って、パレスチナの土地を買って、移住をしていた頃、パレスチナ側は相当な不満を持っていました。アラブ民族はイギリスに申し立てをすると、英国は1939年「マクドナルド白書」を発表し、移民数と土地の購入制限をイスラエル側に命じます。この制限がずっと続くなら、エゼキエルの預言にある、ユダヤ人を「四方から」集めることが難しくなってしまいます。しかし、第2次世界大戦後、アメリカの介入でユダヤ難民をイギリスが委任統治パレスチナに受け入れを認め、この段階で多くのユダヤ人が現在のエルサレムに移住しました。イスラエル建国に関しては、多くな不思議な出来事が積み重なって実現しましたが、この事もその中の1つだと言えます。預言が成就するときには、あっという間におきることもありますが、意外に時間がかかることもあります。モーセが海を割けたときも、モーセは一晩中手を伸ばし、東風が吹いて地が現れたことが記されています(出14:21)。「四方から集め、彼らの地に連れて行く(21)」と書かれていても、実現するには40年の時間が必要だったのです。