エゼキエル36章 わたしの聖なる名のため

エゼ36:22「それゆえ、イスラエルの家に言え。神である主はこう仰せられる。イスラエルの家よ。わたしが事を行なうのは、あなたがたのためではなく、あなたがたが行った諸国の民の間であなたがたが汚した、わたしの聖なる名のためである」
世界史の中で滅亡したり、断絶した家はたくさんあります。もし、この地上からユダヤ人が滅亡したなら、聖書に書かれている多くの約束が果たされないままになってしまいます。ユダヤ人の存在こそが、聖書の神が生きておられる間違いない証拠なのです。彼らの歴史そのものが神の歴史であり、たとえ70億人の中の1600万人に過ぎずとも、全世界は神の選ばれた民に注目すべきです。70億人中の1600万人は統計学でいうなら、「誤差」の範囲でしかありませんが、彼らが世界の経済の中心にいて、イスラエルを支えていることは事実です。現在のイスラエルの経済は、GDP2500億ドルと試算されていますが、軍備を見るなら、試算とはけた違いの資金があるように思えます。捕囚後70年が経ち、ユダヤ人はエルサレムに戻ってきます(エズ2:70)。神殿は再建され、彼らは聖書の神に礼拝を捧げるようになりました。しかし、その地が「イスラエル」と呼ばれることはなかったのです。再建国は1948年まで待たなければならず、それは預言にある通りで、一方で主はご自分の名前の権威と誇りを守られたことになります。