2王1:8「彼らが、「毛衣を着て、腰に皮帯を締めた人でした」と答えると、アハズヤは、「それはティシュベ人エリヤだ」と言った」
約900年後にイスラエルにらくだの毛の着物を着て、腰に皮の帯を締める人物が現れます(マタ3:4)。その風貌は列王記に書かれているエリヤのものと似ていたので、バプテスマのヨハネはエリヤの生まれ変わりだと噂されていました(マタ11:7-11)。アハズヤも預言者の風貌を聞いただけで、すぐにエリヤだとわかるほど、エリヤの格好は当時としても風変わりで突飛なものだったのでしょう。バプテスマのヨハネはイエス様の親戚筋にあたる人で、おそらく幼い頃には出会っていると思われます(ルカ1:40)。エリヤ自身は死なずに天にたつまきに乗って引き上げられています(2:11)。そのため、もしエリヤが来るのならば人から生まれるのではなく天から降りてくると考える人が多かったのです。しかも、ペテロはイエス様がモーセとエリヤと語り合っているのを目撃しています(マタ17:3)。ただ風貌が似ているだけでエリヤだと決めつけることはできませんが、イエス様は「あなたがたが進んで受け入れるなら、実はこの人こそ、きたるべきエリヤなのです(マタ11:14)」と言われ、神のご計画を何か固定概念のようなもので縛って判断するべきではないと戒めておられます。
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