エゼキエル47章 塩のままで残る

エゼ47:11「しかし、その沢と沼とはその水が良くならないで、塩のままで残る」

アラバ(8)とは現在の死海を指します。Googleなどの衛生写真でも死海は南北に2分割されようとしているのがわかります。それはイスラエルが1970年以降、灌漑や生活用水として死海の水を汲み上げ、淡水化したからだと考えられています。死海の最も深い湖底で400メートルもあり、湖の面積からしても相当量の水があったと考えられますが、イスラエルの調査では1年に1メートルの割合で湖面は低下しているそうです。このままでは死海が枯渇することもあり得るので、イスラエルや近隣諸国は水確保のために江海からパイプラインを引いて、死海へ供給する計画を立てています。しかし、それでも南北に分かれた死海は北側には水資源のための大量の水を蓄え、南側の死海の半分は従来とおりの塩分の濃いものとなっています。死海の30%の塩分はミネラルが豊富で、化粧品や農業用の肥料を作ったりしており日本も輸入しています。このアラバの海の預言は、死海だけを見るならエゼキエル書のとおりになっていますが、この預言は神殿の幻の延長にあります。死海からのパイプラインはヨルダン、パレスチナにも供給され、そのためにも和平合意が急がれ、1994年に締結されています。

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