アイの戦い

ヨシュ8:24「イスラエルが、彼らを追って来たアイの住民をことごとく荒野の戦場で殺し、剣の刃で彼らをひとりも残さず倒して後、イスラエルの全員はアイに引き返し、その町を剣の刃で打った」
アイの勝利の前には2つの失敗が書かれています。まず、アカンが戦利品を盗み自分のものにしようとしました(7:1)。そしてアイを偵察した偵察隊は、アイを軽視しました(7:3)。2つともクリスチャンがよく犯す失敗の象徴です。主をあなどることがいかに危険かを物語っています。すべてがうまくいくとき、人は慢心になります。顕著に現われるのは、祈らなくなることです。「このことは、祈らなくても大丈夫だろう」と神との会話を怠るようになります。アイを偵察した斥候たちは、まさしくこの失敗に陥ったのです。そして、聖絶を軽視したアカンにも大きな問題がありました。「ちょっとなら大丈夫だろう」…主をあなどることはできません。聖書に書かれている一言でも地に落ちることはないのです。神の言葉をねじ曲げ、すり変えるなら、その人には神の大きな懲らしめが来るでしょう。アイは神の知恵で簡単に陥落しました。しかし、どんなに簡単に見えることでも神と常に会話し、交わることを拒むなら、簡単は複雑になり、勝利は敗北になってしまうのです。