同じ失敗

ヨシュ9:14「そこで人々は、彼らの食料のいくらかを取ったが、主の指示をあおがなかった」
ギブオンの民とはヒビ人のことです(7)。彼らは古びた着物を着て、遠くから来たものを装い、イスラエルに近づきました。彼らはイスラエルの民を騙して、講和を計ろうとしたのです。それは主のなさったことを聞き、敵対関係にあることは自分たちの民にとって不利だと判断したからです(10)。ギブオンの民は嘘がばれても後悔しませんでした。たとえ奴隷の身になろうとも、生き延びる方を選んだからです。本来ヒビ人は聖絶されるべき存在でしたが、彼らの取った必死の行為は全滅を免れることに成功しました。ヒビ人の聖絶を見逃した原因は「主の指示をあおがなかった」という、この御言葉に尽きます。また、イスラエルの民は同じ失敗をしてしまうのです。アイの戦いのときにも、敵を侮り痛い目にあっていたのに…。これはクリスチャンに対する警告でもあります。「絶えず祈りなさい(1テサ5:17)」、これはどんな時にも、主を認めよということです。