残ったアナク人

ヨシュア11:22「それでイスラエル人の地には、アナク人がいなくなった。ただガザ、ガテ、アシュドデにわずかの者が残っていた」
アナク人、アマレク人、ネフィリム…これらは同じ巨人という意味として使われます。他にレファイムとかエミム人などとも呼ばれ(申2:11)、聖書にはイスラエルの敵として現われます。ガテに生き残ったアナク人からゴリアテが生まれ、ダビデと戦うのです(1サム17章)。これはいつの時代にも、大きな存在が行く手に立ちはだかることがある…という、戒めのような気がします。クリスチャン生活においても、大きな壁が立ちはだかることがあるでしょう。人は目に見える範囲で物事を判断し勝ちです。大きく、困難に見える壁は、乗り越えられないと思ってしまいます。ダビデのように神と共に歩むなら、たった1発の石でも相手を倒すことができます。勝利の条件は「神と共に」ということです。主がアナク人を僅かに残しておいたのも、主に従うダビデがやがてゴリアテを倒すことによって栄光を表わすためだったのだと思います。すべては主の御手にあり、ご計画の通りに歴史は進行しているのです。