カレブ85才

ヨシュア14:15「ヘブロンの名は、以前はキルヤテ・アルバであった。アルバというのは、アナク人の中の最も偉大な人物であった。そして、その地に戦争はやんだ」
カレブとヨシュアだけが、約束の地は乳と蜜が流れるところだとモーセに報告しました(民13:27)。そのときカレブが40才だとは書かれていませんが、ここでカレブの年齢が判明します。彼は85才になってもなお、最初に見たあの土地のことを覚えていたのです。45年…普通なら、「もう神様はそんな昔の約束など忘れているに違いない」と思ってしまいます。カレブの信仰は衰えませんでした。それどころか、「私の今の力は、あの時の力と同様、戦争にも、また日常の出入りにも耐えるのです(11)」と、やる気満々です。アナク人の英雄アルバの名が付く場所はカレブの信仰により破られ、ヘブロンという新しい名前になりました。そこはマムレの樫の木があった場所で、アブラハム、サラの墓のある場所でもあります。カレブが最初に約束の地を見たとき、先祖アブラハムが樫の木の下で祈る様子を想像し、思いを巡らしたのかもしれません。