シオンとエルサレム

イザ4:3[ シオンに残された者、エルサレムに残った者は、聖と呼ばれるようになる。みなエルサレムでいのちの書にしるされた者である]
シオンには残された…つまり誰かがそう仕向けた、という意味になります。一方、エルサレムには自発的に残った、という意味になり、少しニュアンスが違います。英語でもエルサレムには「remain」という単語が使われています。これは自動詞で、自ら選んで残った、という意味になります。この2つの都市は何が違うのでしょうか?シオンはダビデの時代に契約の箱が置かれていた場所で、主の臨在を指します(1王8:1)。以降、エルサレムとシオンはたびたび聖書の中で一対の言葉として登場します。シオンは教会を表わし、エルサレムユダヤ人、あるいはクリスチャンを指すのだと思います。エルサレムにいても、シオンの頂にすべての人が登れるわけではありません。シオンに残された人たちは、特別に選ばれた人たちのように思えます。聖なる新しい都エルサレムではすべてが新しくなります(黙21:2)。エルサレムでみんなが再会できればいいですね。