神のご計画

イザ6:10「この民の心を肥え鈍らせ、その耳を遠くし、その目を堅く閉ざせ。自分の目で見、自分の耳で聞き、自分の心で悟り、立ち返って、いやされることのないために」
イザヤはあえて「私を遣わしてください(8)」と訴え、それならば、と主がイザヤに託した言葉です。イスラエルの民の心を鈍らせ、耳を遠くし、目を閉ざさせるように仕向けるのは主です。なぜ愛の神がそんなことをするのでしょうか?神との和解を明確にするためです。どんなに不屈の精神を備えていても、人間には限界があります。神は時として、人の限界を思い知らせる試練を経験させます。そのときに、人が神を認め、立ち返って、主だけが神だと心から礼拝を捧げるなら、心はいやされるでしょう。しかし、イザヤが託された言葉は、いやされることがないように計られた神のご計画でした。イスラエルの民はクリスチャンのひな形です。現代でも、頭では理解しているつもりでも、心が頑なになり、失敗をしたり、人を許せなかったりします。後で振り返ったとき、試練のときの苦悩までもが神のご計画だと知るときがあります。本当に自分のことを気に留めてくださっているのです。