もう一度集められる者

イザヤ11:12「主は、国々のために旗を揚げ、イスラエルの散らされた者を取り集め、ユダの追い散らされた者を地の四隅から集められる」
旗ざおはモーセが青銅の蛇を掲げたときのもので、青銅の蛇はキリストのひな形です(民21:9)。旗を掲げることは十字架を全世界に知らせることです。ユダヤ人が世界の100カ国以上からイスラエルへ移住したことは有名ですが、イスラエルの10支族はいまだに行方不明のままです。この預言はイスラエル再建国のことを指すと言われていました。たしかに600万人のユダヤ人がイスラエルに集結し、国は再建されましたが、問題は拡大したのではないでしょうか?イスラエルパレスチナはその土地に住む人たちの問題ではなく、ユダヤキリスト教イスラム教の戦争へと発展し、旧約時代のイサクとイシュマエルの遺恨をそのまま投影する形になっています。イシュマエルの子孫が選んで住む場所には「石油」という富が伴い、主の約束は果たされています(創21:18)。アフリカではカナンの子孫たち黒人が極貧の中にいます。カナンののろいが生きているのです(創9:25)。歴史を振り返れば聖書のとおりになっています。最後に集められる散らされた者は誰でしょう?