栄枯盛衰

イザヤ13:12「わたしは、人間を純金よりもまれにし、人をオフィルの金よりも少なくする」
ソロモンの時代にヒラム(ツロの王)は、水夫とソロモンのしもべを派遣しオフィルから多くの金を運んでいます(1王9:28)。聖書学者あるいは財宝探検者(トレジャーハンター)たちは、こぞってオフィルがどこにあったかを探していますが、いまだにオフィルがどこにあったのかわかりません。金の産出量は現在まで約2500トンほどだと言われ、世界人口60億人で割るなら1人当たりわずかに0.4gしかもてないことになります。現在でも希少価値の金よりも少なくするとはどういう意味でしょう?悪者を罰し、高ぶりを低くするなら(11)、その数がおびただしいために正しい心の人たちは金の量ほどになってしまうということです。バビロンはイザヤが預言したように滅ぼされます。栄枯盛衰という言葉がありますが、栄えるものはやがて廃れるもので、栄えの中にはおごった心が蔓延しているものです。バビロンが高ぶったクリスチャンのことを示していないことを祈ります。何でもうまくいくとき…最も注意を払うべきときなのです。