時がある

マコ2:14「イエスは、道を通りながら、アルパヨの子レビが収税所にすわっているのをご覧になって、「わたしについて来なさい。」と言われた。すると彼は立ち上がって従った」
アルパヨの子レビと表記されているのはここだけです。このためマタイの別名(あるいは本名)がレビだと言われています。収税所に座っていたから収税人とは限りませんが、税金も集めずに何をしていたのでしょう?ローマから決められた金額を納めれば、文句は言われません。収税人の手数料は勝手に決めていたのです。そのため収税人は人々から嫌われていました。収税所に座っていたのは、おそらく儲けに走ったため、誰からも相手にされない自分の人生に途方が暮れていたのかも知れません。ユダヤ人は罪を理解できる民族です。マタイは自分の欲深さに後悔し、誰か自分を助けてくれる人はいないか、と思って座っていたのでしょうか?「わたしについて来なさい」…とは、今までの道とは違う道を一緒に行こう、という誘いです。マタイは、自分の道をすぐに捨てました。イエス様の言葉は、心が痛み、救いを求める時が最高潮に達した瞬間でした。