まむし

イザヤ14:29「「喜ぶな、ペリシテの全土よ。おまえを打った杖が折られたからと言って。蛇の子孫からまむしが出、その子は飛びかける燃える蛇となるからだ」
ヘビはサタンの象徴で、毒をもち人を襲います。ペリシテ軍は5国の連合国で、シリアとも呼ばれていました。シリアは北イスラエルと同盟を結び、同胞であるユダ王国を攻撃したのです。そのときの王がアハズでした(2王16章)。蛇の子孫まむしとは「ヒゼキヤ王」のことだと言われています。ヒゼキヤは「主の目の前に、良いこと、正しいこと、誠実なことを行なった(2歴31:20)」とあるように、正しい王でレビ人を神殿の職に復帰させました。ヒゼキヤの時代に北イスラエルは捕囚に会い、滅亡してしまいますが、ユダ王国が捕囚から免れたのは、一説にはヒゼキヤの神殿修復とレビ族の職務回帰が主に祝福されたからだとも言われています。主に従った王がまむしだとは理解し難いですが、敵から見るならヒゼキヤは毒をもつ恐い蛇のように思えたかもしれません。クリスチャンも敵にとって恐いまむしのようになれればと思います。敵になめられてはいけません。