そうこうしているうちに

マコ4:26-27「また言われた『神の国は、人が地に種を蒔くようなもので、夜は寝て、朝は起き、そうこうしているうちに、種は芽を出して育ちます。どのようにしてか、人は知りません』」
神の国はどのようにしてなるのか人はわからない…というのです。地に種をまくことは、伝道のことだと思います。イベントや目立つ行いだけが伝道ではありません。クリスチャンが世の中に出て行き、自分をさらけ出すことこそ証しであり、伝道だと信じます。一過性のものに群がる人たちは、道端や岩地に蒔かれる種のようなものたちです。しかしクリスチャンの日々の証しは違います。寝て、起きて…信じる者がこの平凡な生活の中で、神の香りを放つなら、その人は知らずに証しをしていることになるのです。やがて時が来るとき、身の周りのクリスチャンを思い出し、キリストを感じ、信じることができるなら、誰かが刈り取ってくれるでしょう。どのようにしてか、私たちにはわかりません。日々の生活がすべて神の前だと信じて動くなら、それを見た人の心に種が蒔かれるのです。