レビヤタンの最後

イザヤ27:1「その日、主は、鋭い大きな強い剣で、逃げ惑う蛇レビヤタン、曲がりくねる蛇レビヤタンを罰し、海にいる竜を殺される」
へびは英語で「snake」ですが、聖書の訳では「serpent」という言葉を使っています。創世記でエバを誘惑したのも「serpent」で(創3:1)、黙示録の最後の戦いに出てくる竜も「serpent」です(黙20:2)。定冠詞付きのThe Serpentはそのまま、悪魔という意味で蛇と同じ扱いです。その日…というのは、聖書に出てくる不確定な日を指しますが、おおざっぱに訳すなら「主が地上に来られる日」と訳せます。その日はあがないの日で、今までの苦難はすべて過ぎ去り、主の栄光が現れる日です。なぜすぐに主は蛇を殺さなかったのでしょう?光は暗闇の中に輝きます。苦難が大きければ喜びも大きいのです。すべては「少ししか赦されない者は、少ししか愛しません(ルカ7:47)」に通じると思います。罪を犯すことは免れません。完全なものに哀れみをかけることはできません。主が哀れんでくださったのは、肉の思いとサタンの誘惑があったからです。「その日」誘惑するものは滅ぼされます。