6日目

マコ9:2「それから六日たって、イエスは、ペテロとヤコブヨハネだけを連れて、高い山に導いて行かれた。そして彼らの目の前で御姿が変わった」
ある弟子が死を味わわないと宣言されてから、6日目の出来事です。全福音書にこの「死なない人」のことが書かれており(マタ16:28、ルカ9:27)、ヨハネにいたってはヨハネ自身が「死なない人」だと噂されたとあります(ヨハ21:22)。不死の宣言から6日目は偶然ではないと思います。一日が千年のようであるなら(2ペテ3:8)、6日目に山の頂でイエス様が変身され、一緒にエリヤとモーセが現れたのは大きな意味を持っていると思います。エリヤは死を味わわず、火の戦車に乗って天に昇りました(2王2:11)。一方モーセは死にましたが、主ご自身がモーセを葬り、墓がどこにあるかは誰も知りません(申34:6)。旧約の律法と預言の代表者が現れ、どのようにイエス様が最後を迎えるかを話し合っていたのです(ルカ9:31)。神はアダムに「あなたは死ぬ」と宣言され、6千年が経とうとしています。「死なない」と宣言されてから6日目は、アダムの逆を想像させる比喩ではないでしょうか?