バラクvsシセラ

士師5:20「天からは、星が下って戦った。その軌道を離れて、シセラと戦った」
聖書解説本によっては、デボラが士師の一人として数えられていますが、デボラは預言者であり彼女が任命した士師がバラクです。カナンの王ヤビンには強力な将軍シセラが仕えていました。デボラはバラクを用いて、ナフタリ、ゼブルン1万人を動員して、戦いに挑もうとします。シセラは、天から星が下って戦うほど強く、1万人をもってしても勝てるかどうかわからない難しい戦いでした。シセラは自分の持っている戦車900両全部を使い、バラク軍に対抗します(4:13)。しかし主の計画は不思議なもので、この戦いでシセラは無傷だったのです。主の計画はバラクに戦わせ、シセラがヤエルの天幕に行くように仕向けることでした(4:18)。結局、この戦いの最高殊勲章はヤエルということになりました。たとえ1万人動員して、ありったけの力をふりしぼって努力しても主の前では何でもないのです。主の計画だけが成され、主のみこころだけが、この世で成就するからです。自分の希望、願いが祈りになるのではなく、みこころが願いになり祈りになれれば最高だと思います。