シャムガル

士師3:31「エフデのあとにアナテの子シャムガルが起こり、牛の突き棒でペリシテ人六百人を打った。彼もまたイスラエルを救った」
3番目のさばきつかさの名前はシャムガルといいます。ここと士師記5章に名前が出てくるだけで、シャムガルの正体はわかっていません。まず、エフデのあとの士師であること、父の名前はアナテであること、牛の突き棒でペリシテ人600人を打ちイスラエルを救ったことが事実として挙げられます。父アナテに関してはほかに記述がないのでわかりません。牛の突き棒を扱うことから、農耕に携わっていた可能性があります。あるいは牧人だったかも知れません。後に怪力サムソンが登場し、ろばのあご骨でペリシテ人1000人を殺しています(士15:15)。同じようにシャムガルにも主の霊がくだり、怪力を与えたのではないでしょうか?彼の武器は牛の突き棒でしたが、600人を殺しても折れず、勝利を得ました。たった1節しか紹介されていないシャムガルですが、主の霊が共にいて、選ばれたさばきつかさだったことは間違いないようです。