死とハデス

黙1:18「生きている者である。わたしは死んだが、見よ、いつまでも生きている。また、死とハデスとのかぎを持っている」
黙示録には「第二の死(20:14)」という言葉があるので、この死とハデスが第一の死にあたると思われます。かぎを持つことは、そこを開くことができるという意味です。「それから死とハデスとは、火の池に投げ込まれた(20:14)」とあるように、この場所自体が火の池に投げ込まれると書かれています。「殺したあとで、ゲヘナに投げ込む権威を持っておられる方を恐れなさい(ルカ12:5)」とあるように、死が2段階あることはイエス様もおっしゃっています。ゲヘナはイエス様の使われた言葉で(マタ5:22など)、アラム語ゲ・ヒンノム(ヒノムの谷)のギリシャ語発音です。サタンは旧約の時代にベン・ヒノムの谷で異教の神に子どもを火あぶりにして、捧げるように誘惑しました(2王23:10)。それはサタン自身がやがて経験することを知って、人に対して同じような罪を犯すように仕向けたかのようでした。この地上の苦しみは永遠の苦しみと比較するなら、一時的なものです。神を畏れることこそ、人に与えられた知恵であり、守るべき人生の教訓だと思います。