7つ目のラッパの前に

黙10:10「そこで、私は御使いの手からその小さな巻き物を取って食べた。すると、それは口には蜜のように甘かった。それを食べてしまうと、私の腹は苦くなった」
多くの聖書研究者はエゼキエルの体験と酷似していることを指摘しています(エゼ3:3)。しかし腹が苦くなったという記述はエゼキエル書にはありません。「7」「獅子」「蜂蜜」が同時に出てくるのはサムソンの話です(士14章)。サムソンは獅子の中の蜜のことを秘密にしていました。しかし7日目の日の沈む前に隠されていた秘密は明かされたのです。そして秘密が明かされたとき、主の霊が激しくサムソンに下り(士14:19)、怒りをあらわし謎を解き明かした者たちに、異教の民からはぎ取った晴れ着を与えたのです。ヨハネは「もはや時が延ばされることはない(6)」ことを告げられた後に、巻物を食べ、そして「もう一度、もろもろの民族、国民、国語、王たちについて預言しなければならない(11)」と宣言されます。腹に苦い言葉を言わなければならないということです。サムソンと黙示録の共通点は「裁き」だと思います。7つ目のラッパが鳴る前に、御言葉は全世界にもう一度伝えられ、チャンスが与えられるのではないでしょうか?