ルカの福音の最初

ルカ1:5「ユダヤの王ヘロデの時に、アビヤの組の者でザカリヤという祭司がいた。彼の妻はアロンの子孫で、名をエリサベツといった」
テオピロという人物に書き送った手紙のようなものがそのままルカの福音書となりました。最初に「わたしはいろいろと調べました、その報告をします…これによってテオピロさんの信じていることが真理だと確信してください」というような内容を話しています(3-4)。そして最初に語り始めたのがバプテスマのヨハネの出生についてでした。キリストを信じたのだから、キリストの話からスタートさせるべきでしょう。ルカはバプテスマのヨハネはキリストの生涯と密接な関わりがあることを知っていました。バプテスマには2種類あります。洗礼者ヨハネバプテスマとイエス様の授ける聖霊バプテスマです(マタ3:11)。バプテスマのヨハネが提唱した「洗礼」は現在の教会の基盤になっています。しかし聖霊バプテスマはどうでしょう?目に見えないものは途端に心を閉ざして否定しようとする…神は霊ですから(ヨハ4:24)、目には見えません。ヨハネバプテスマだけを教会で認め、クリスチャンになる大事な儀式のように思っているならそれは間違いです。悔い改めても罪は残ります。神と共に歩むには聖霊の助けなしでは無理なのです。