商品リスト

黙18:13「また、肉桂、香料、香、香油、乳香、ぶどう酒、オリーブ油、麦粉、麦、牛、羊、それに馬、車、奴隷、また人のいのちです」
12節の品目は商品として妥当なものでしょう。13節になると徐々に必需品がリストが加わっていきます。金や銀を売買したところで主はお怒りにならないはずです。油や麦など穀物や牛、羊などの家畜を買い占められると経済は立ち行かなくなります。さらに馬、車と続き、奴隷が挙げられています。そして最後に人のいのちです。さらっと書かれているようですが、かなりどぎつい表現です。奴隷や人のいのちを売買するなど、21世紀ではありえないと思うかも知れません。しかし貧困国の中には、子どもを売りに出し生活しなければならない家族は大勢います。経済的な豊かさは人の目を曇らせます。あたかも幸せになったように思えるからです。物質に囲まれても物質は人を愛してくれません。人は愛がなければ生きていけないのです。それゆえ、家族の中に愛を求め、家族がなければ友人に、友人でなければ、ペットに…最後は物に愛着するようになります。これらの人の行動すべては、一つの事実を指しています。人には愛が必要だということです。しかし物質やお金に執着する人々は、愛を忘れてしまうのです。愛を失った代償が、主の裁きを受けることです。