聖書を読み思うこと

創1:1「初めに、神が天と地を創造した」
黙22:21「主イエスの恵みがすべての者とともにあるように。アーメン」
聖書の最初と最後を並べてみました。最初には名も知らされていない神が終わりには、その御名を示して終わります。天地を創造したのは人のためでした。天には数え切れない星を散りばめ、地にはいまだに名前さえ付けられていない生物やウイルスが山ほどあります。ミクロからマクロに至る世界を創造し、人間がどんなに探求しても理解を超えている存在が主です。こんな壮大なシステムを考え、現実に創造できる力のある方は他にはいません。しかもすべてを人に与えるために創造されたのです。主は人を創造したとき、やがて人が罪を犯すことを知っていました。それはあわれむために肉を与えたからです(ロマ11:32)。神は完全なものをあわれむことができませんし、完全なものは神しかいません。主は人を創造したときに、その責任を取ることを決めていました。人の創造は半端なものではなく、神自らの命をかけて造らなければ完成しないものだったからです。どんなに難しくても、人の創造をあきらめませんでした。それは神が愛だからです(1ヨハ4:8)。愛は対象者がなければ成立しません。神の愛を完成させるために、いのちをかけて人を創造したのです。すべては神のご計画です。