主に救いを求めたルツ

ルツ2:12「主があなたのしたことに報いてくださるように。また、あなたがその翼の下に避け所を求めて来たイスラエルの神、主から、豊かな報いがあるように」
ナオミの夫エリメレクがモアブに行ったのはききんがあったからです。ルツは弟キルヨンの嫁となりました。10年の結婚生活で子供はできなかったのでしょうか?聖書の表現では、ナオミには孫がいなかったように思えます。ナオミはやむをえない事情とはいえ、故郷を離れ、戻ってきたときには夫も息子も孫もいなかったのです。それはおろか、一緒に連れて帰ったのは異邦人の未亡人だけでした。ルツはなぜナオミと一緒に帰ろうと決心したのでしょうか?ナオミはそれほど魅力のある女性だったのでしょうか?ボアズはルツはイスラエルの神の翼の下に避け所を求めて来たことを知っていました。ナオミは主を証ししていたのだと思います。当時やもめはしいたげられ、いじめられる可能性もありました。ボアズの命令で残された落穂は1エパ、約13キログラムに相当する量でした(2:17)。買戻しの権利とは、律法に定められている裕福な親戚ができる権利のことです(レビ25章)。ルツはダビデの祖母にあたる人ですが、ききんも、10年の間に子供ができなかったことも、ルツがナオミを見てイスラエルの神に救いを求めたことも、すべて主の計画でした。