エリの息子たち

1サム2:25「人がもし、ほかの人に対して罪を犯すと、神がその仲裁をしてくださる。だが、人が主に対して罪を犯したら、だれが、その者のために仲裁に立とうか』しかし、彼らは父の言うことを聞こうとしなかった。彼らを殺すことが主のみこころであったからである」
エリは非常に年をとっていた(22)とあります。エリ自身が年老いて子供が与えられ、そのかわいさを知っていたのだと思います。しかしハンナとはまったく対照的な、子供への対応でした。エリはホフニとハピネスを厳しく育てず、甘やかしてしまったのです。一方ハンナは、サムエルを自分の言葉とおりに主にささげました。与えられた子供なのに、自らの手で育てることができないことは、主との約束とはいえ辛いものだったに違いありません。しかし主はハンナを顧みて、3人の息子と2人の娘をお与えになりました(21)。エリの息子たちは、エリの言葉に耳を貸さず、悪を積み重ねていきます。それは、息子たちが死ぬことが主のみこころだったからだと書かれています。主はあわれみ深く、すべての人が救われるように願っていると信じますが(ヨハ3:16)、救われるのは信じる者に限られます。エリの息子たちは、主を知らなかったとあります。祭司職にありながら、主を知らないとはどういうことでしょう?神の奉仕に付きながら、目的は自分の満足や栄誉だったりする場合があります。そのような人たちは気をつけるべきです。主はすべてを知るお方だからです(3)。