エリの最後

1サム4:18「彼が神の箱のことを告げたとき、エリはその席から門のそばにあおむけに落ち、首を折って死んだ。年寄りで、からだが重かったからである。彼は四十年間、イスラエルをさばいた」
エリは98才だったので(15)、58才のときからイスラエルのさばきつかさになったことになります。さばきつかさであり同時に祭司であったのにも関わらず、契約の箱を運び出すことを知らなかったのでしょうか。2つの意味でエリは仕事を全うしていなかったことになります。もし契約の箱を持ち出すことを認めたなら、祭司として失格ですし、長老たちの箱を持ち出す意見に対して、毅然とした態度でさばきを行えていません。それは100才近くの高齢と目が見えなくなっており(15)、衰弱していたことも原因だったと思います。しかもエリは太っていました。イスラエルはペリシテに負かされただけでなく、疫病で歩兵3万人が死んだと書かれています(10)。契約の箱が彼らの真ん中にあったのに、なぜこんなことが起きたのでしょう?形だけにこだわった長老たちの浅はかな考えに問題がありました。どんなに格好を整えても、主は心の中を見られるお方です(1コリ4:5)。