サウルの体質

1サム19:24「彼もまた着物を脱いで、サムエルの前で預言し、一昼夜の間、裸のまま倒れていた。このために、「サウルもまた、預言者のひとりなのか。」と言われるようになった」
サウルは霊を受けやすい体質だったと思います。それは、一度神の霊が注がれた者たちに共通なことです。サウルは主からの悪い霊に悩まされていましたが(16:14)、ここでは、一昼夜も神の霊に満たされ預言をします。あれほどダビデヨナタンの前では、嫉妬と怒りの態度だったのに、ラマの地に行くときには神の霊に満たされているのです。何を預言したかはわかりませんが、主が語られる言葉を民に対して中継したのは事実です。終わりの時代にも神の霊を受けながら、心のコントロールができず、悪霊につかまる人がいます。イスカリオテのユダは、イエス様のもとにいながら、心は別の方向に向いていました。弟子の中でさえ、一致することが難しいのです。教会の中で指導するポジションに付けたからといって、高ぶるなら神の霊は離れていくかも知れません。それどころか、主からの悪い霊がくるなら、嫉妬と怒りに支配された苦しい生活を送らなければなりません。へりくだることは主の前で悔い改めることです。