肉ではなく約束

ロマ9:8「すなわち、肉の子どもがそのまま神の子どもではなく、約束の子どもが子孫とみなされるのです」
血よりも、約束が優先されるという意味です。イエス様はダビデの子孫としてお生まれになりましたが、実際には父ヨセフの血は受け継ぎませんでした。聖霊によって宿り、マリヤ(すなわちレビ族)の血を受け継いで生まれたのです(ルカ1:5)。王であり、祭司として誕生しました。それゆえ、メルギゼデクと比較されるのです(ヘブル7章)。サレムの王であり、父も母も系図もなく、生涯の初めも命の終わりもない、神の子に似たものにされ、いつまでも祭司である(ヘブ7:3)…と書かれています。アブラハムの長子ならイシュマエルです。イシュマエルは祝福を受けましたが(創16:10)、約束の地を受け継ぐものにはなりませんでした。ここに聖書の原理があります。1番目と2番目は常に表と裏の関係にあります。最初が予兆であり、2番目が成就です。最初がアダムで、2番目がイエス様…最初が肉で2番目が約束、これが聖書の中に流れる神の原理です。