イエス様の死

マコ15:34「そして、三時に、イエスは大声で、「エロイ、エロイ、ラマ、サバクタニ。」と叫ばれた。それは訳すと「わが神、わが神。どうしてわたしをお見捨てになったのですか。」という意味である」
十字架にかかったのは午前9時のことです(25)。午前9時は、原文では3番目の時間とかかれています。イエス様は午後3時に大声で叫ばれ、亡くなりました。6時間で息を引き取ったことになります。通常十字架刑は、もっと時間がかかり囚人はもがき苦しむのですが、ピラトも6時間で死んだことを驚いています(44)。もともと祭司たちは過越しの祭りに、イエス様をとらえることを臨んでいませんでした(14:2)。なんとか過越しの前にことを済まそうと相談していたのです。その年は安息日と過ぎ越しの日が重なる「大いなる日」だったので(ヨハ19:31)、夕暮れまでに死んでいないと、安息日の間中放っておかれ日曜日にようやく遺体を墓に収めるようになってしまいます。すべては計算通り…ですが、イエス様が亡くなったのは、窒息死ではなく父から見放されることによる心臓破裂だという説があります。わき腹を刺したときに、水と血がでたことがその証拠です。私もその説を支持したいと思います。