死刑にしたがるわけ

マコ14:64「あなたがたは、神をけがすこのことばを聞いたのです。どう考えますか。」すると、彼らは全員で、イエスには死刑に当たる罪があると決めた」
祭司たちは、頭のおかしい人として処理してもよかったはずです。結局、だれもイエス様を罪に定めることなどできなかったのです。イエス様は真実を告げました。それは「わたしはそれです」という言葉でした。原文ギリシャ語では「エゴ・エイミ」で、「I am that I am」と同じ言葉です。イエス様が真実を告げた言葉で死刑になるのは皮肉なことですが、罪の無い人を死刑にするのはいかに難しいかということです。ローマの総督はイエス様に罪は無いと結論付けています。祭司たちがなぜメシヤを受け入れなかったのでしょうか?それは自分の立場を奪われてしまうのではないかという強迫観念からきたものだと思います。サタンのささやきは、祭司たちにとても有効でした。エデンの園のあの日、「神はほんとうに言われたのですか(創3:1)」というささやきは今でもクリスチャンに使われています。イエス様を死刑にしたのは、信仰よりも目に見えるものを優先したからです。