モリヤ山の神殿

2歴3:1「こうして、ソロモンは、主がその父ダビデにご自身を現わされた所、すなわちエルサレムのモリヤ山上で主の家の建設に取りかかった。彼はそのため、エブス人オルナンの打ち場にある、ダビデの指定した所に、場所を定めた」
ダビデが自分の力を過信して、民の数を数えたときに主からの災いがおきました(1歴21章)。主が災いを思い直したとき、ダビデは民に触れずに自分と自分の家族に災いを下してほしい、と願います。そのとき主の使いが立っていた場所がエブス人オルナンの打ち場でした。ここはアブラハムがイサクを捧げようとした場所で、イスラエル人にとって大切な場所でした。長野県の諏訪退社の裏側には守屋山があり、カタカナで「モリヤ」山になるどうにも奇妙な神社があります。この神社には8歳ぐらいの子供を柱に縛り、神官が刃物を振りかざすまねをするという、不思議な行事がありました。行事の最後は別の神官が現れ、子供を解放し、その代わりに鹿をいけにえとして捧げるそうです。聖書の記述がこれほど再現される国もないでしょう。日本は仏教国となっていますが、大昔から伝承された風習には多くのユダヤ系のもの、もっと突っ込んで言うなら聖書の記述のものが多く残っています。モリヤ山まで出てくるとは日本はいったい主にとってどんな役割の国なのでしょうか?