やり方が間違っていた

2歴34:14「王は律法のことばを聞いたとき、自分の衣を裂いた」
なぜ自分の衣を引き裂いたのでしょうか?衣を引き裂くことは、激しい憤りや憤慨を表現するものです。それは見つかった律法のことばと、実際に自分たちが行っていたことが違っていたからです。王はすぐにこのことに気づきました。「主のことばを守らず、すべてこの書にしるされているとおりに行なわなかったため、私たちの上に注がれた主の憤りは激しいから(21)」と語り、自分に降りかかる恐ろしいのろいに身震いしたのです。確かにヨシャパテの時代までは律法の書をもとに、民に教え正しいやり方が継承されていました(17章)。ヨシャパテから12代も王が変わる間に、自分たちが正しいと思うやり方に変わっていったのだろうと思います。ヨシヤは父アモンが16歳のときの子供で、アモンの家来が謀反を起こして、在位わずか2年でアモンは殺されました。ヨシヤは16歳で主を求め始め(3)、20歳には改革に着手したのです。そのようなときに、律法の書が見つかり、彼の改革の出鼻はくじかれてしまいます。それでも神に伺い、主のことばを守ろうとしたヨシヤは若い王にも関わらず国を守るすべを知っていた優れた王だと思います。