サタンに引き渡す

1テモ1:20「その中には、ヒメナオとアレキサンデルがいます。私は、彼らをサタンに引き渡しました。それは、神をけがしてはならないことを、彼らに学ばせるためです」
ヒメナオの名前は第2テモテの中にも登場し、俗悪な無駄話をする代表格として書かれています(2テモ2:17)。いわゆる教会における問題児で、パウロの耳まで届くほどのもので相当に手を焼いていたと考えられます。神をけがすことをする人のために祈り、神にゆだねる…なら話はわかりますが、パウロはサタンに引き渡した、と言っています。とても恐いことだと思います。ヒメナオたちはちゃんと学んだでしょうか?次のテモテの中にも、悪い象徴としてヒメナオが登場していることから、パウロの思惑通りにいかなかったようです。教会の中には必ず1人ぐらいこのような人がいます。それはイエス様が任命した12人の中にも裏切り者がいたように、避けられないことです。人に肉の思いがあり、サタンが常に人を神から引き離そうとする限り、霊の戦いは終わることはありません。ペテロも3度の否定は「サタンがあなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って聞き届けられました(ルカ22:31)」…とあるように、サタンの訴えから起きたものでした。時において、イエス様も私たちを学ばせるためにサタンにの誘惑の下におくことがあるようです。