弱い立場を守る

1テモ5:15「というのは、すでに、道を踏みはずし、サタンのあとについて行った者があるからです」
結婚は基本的に1回限りです。あまりにも世の中が離婚ばかりで、感覚が鈍くなってしまいますが、神の前に男と女が誓いを立てるのは1回限りで、「死が二人を別つまで」という言葉で誓うのが一般的です。先日のイギリス王子ウイリアムキャサリン妃の誓いもこの言葉でした。やもめは夫と死別した婦人のことです。キリスト教会は離婚は禁じていますが、再婚に関しては死別したときのみ許されています。当時のやもめは社会的にも非常に弱い立場にあり、教会内でも難しい立場でした。そこで教会はやもめたちに、夫以外の男性との交際や結婚をしないように誓わせ彼女たちをサポートしていたのです。しかし若いやもめは、情欲に引かれやすく、男性の誘惑も多く罪を犯しやすい環境にありました。遊び歩いたり、うわさ話をしたり(13」)、中には誘惑に負け教会にいることができない者までいました。サタンは教会から人を引き離したがっています。やもめは格好の標的になったのだと思います。パウロは若いやもめに再婚し、子供を生むように従来の縛られた慣習を破り、やもめに助け舟を出したのです。