衣食で十分

1テモ6:10「金銭を愛することが、あらゆる悪の根だからです。ある人たちは、金を追い求めたために、信仰から迷い出て、非常な苦痛をもって自分を刺し通しました」
祝福を受けることは悪いことではありません。しかし、金銭を追い求める心が心に生まれた瞬間に祝福は一転して苦痛に変わってしまいます。それは、欲が心を支配し始め、あらゆることがお金を儲けることに傾けられるからです。「衣食があれば、それで満足すべきです(8)」とは、パウロの悟りだと思います。あれが欲しい、これが欲しいと肉の欲を膨らませていくなら、たとえ全世界の富を手に入れたとしても満足しないでしょう。金持ちの最も苦手なことは、施しをすることです。とは言っても、世界的な大金持ちビル・ゲイツは、自分の財団を築き、途上国のエイズマラリヤ結核の根絶に多くの寄付をしています。また他の新興宗教では、長生きや死後の安楽のために金持ちが多額の寄付をすることがあります。クリスチャンが金を求めたために、信仰から迷い出ることがあっては大変です。パウロの悟りのように、衣食だけで満足できる心を持ちたいと思います。