エズラの祈り

エズラ9:15「イスラエルの神、主。あなたは正しい方です。まことに、今日あるように、私たちは、のがれた者として残されています。ご覧ください。私たちは罪過の中であなたの御前におります。このような状態で、だれもあなたの御前に立つことはできないのに」
だれでもスタートは同じです。生まれついてのクリスチャンなどいません。すべての人は罪を犯しています。本来なら主の前に立つことさえ許されないことです。しかし主の寛容によって私たちは神の前にいることができます。それは罪の中にあっても、悔い改め、主との正しい関係を取り戻すことができるという希望があるからです。エズラも同じことを考えていました。それゆえ、彼の全会集に与えた命令は、それまでのどの命令よりも辛らつでむごいものでした。捕囚の間にユダヤ人たちは、異邦人たちと知り合う機会があり次々とおきてを破って結婚していたのです。その中にはイメル(20)、ハリム(21)、パシュフル(21)族からの名前があります。これらの族は宮仕えの民族で、神殿の最も中心部で働く人たちでした。しかし捕囚から約100年後のこの時には、雑婚が1世代だけとは考えにくいです。どんなに罪が重なったとしても、悔い改めて二度と同じ過ちを犯さないなら主は赦してくださるでしょう。