主が働き始めると

エズラ7:27「私たちの父祖の神、主はほむべきかな。主はエルサレムにある主の宮に栄光を与えるために、このようなことを王の心に起こさせ」
アルタシャスタ王の名前は歴史の本ではアルタクセルクセス1世となっています。王の柔和政策は主の御わざだとエズラは言っています。王は神殿建設に積極的で、神殿復活にはその中の器具や装飾が揃っただけでなく、主の律法を守ることから始めなければならないと考えていました(25)。さらに唯一の神を認め、「御怒りが王とその子たちの国に下るといけないから(23)」と主権は誰が握っているかさえ理解していたのです。あらゆることが神殿再建に有利に働き、属国の立場にありながら、礼拝に関するすべてのことが捕囚前の状態に回復しつつありました。それもこれも、すべては神がイスラエルを省みて、正しい関係を復活させようと働かれたからです。確かに一時は残りの10部族から嫌がらせを受けたときもありました。しかし、ひとたび主が動き始めるなら人はあたふたと従うのにやっとということがあります。イエス様が「だから、収穫の主に、収穫のために働き手を送ってくださるように祈りなさい(マタ9:38)」と言われたのは、リバイバルの際に人手が足りなくなることを示しているのだと思います。これから主が働こうとしているなら助け手はいくらあっても足りなくなるほどの勢いでしょう。