ユダの子孫

ネヘ11:4「ユダ族とベニヤミン族のうちのある者は、エルサレムに住んだ。すなわち、ユダ族では、ウジヤの子アタヤであった。このウジヤはゼカリヤの子、順次さかのぼって、アマルヤの子、シェファテヤの子、マハラルエルの子。マハラルエルはペレツの子孫のひとりである」
神殿再建はユダ、ベニヤミン、レビの3つの部族が行いました。ユダはあるときから、正妻ではなく、異邦人タマルの子供が正当な子孫として認められています(創38章)。それはユダが兄弟から離れて住んだときに起きた出来事です。ユダの子供たちは3人でしたが、タマルという女が長男の嫁になってから、長男、次男がそれぞれ死に、3男の嫁になろうとしたとき、ユダは3男の死を恐れてタマルを自宅に軟禁したのでした。タマルは遊女を装い、ユダと寝て子供を産みました。そのときの子供がペレツです。つまり異邦の血はこのときから始まっており、ルツなどの外国人がイエス様の系図にも登場するわけです(マタイ1章)。系図に書かれたそれぞれの妻たちは、信仰によって、ユダヤ人に嫁ぎ、夫の信じる神が自分の神だと告白して、一生を終えました。主は彼らの信仰を見て義とし、異邦人でありながら正当な系図を継ぐものとして聖書に書かれたのです。司祭の子、牧師の子、預言者の子…父が何であろうと関係ありません。信仰あるものこそが主の国を相続できるのです。