モルデカイにならって

エステル3:1「この出来事の後、アハシュエロス王は、アガグ人ハメダタの子ハマンを重んじ、彼を昇進させて、その席を、彼とともにいるすべての首長たちの上に置いた」
アガグ人は古くはバラムの時代に記述があり(民24:7)、通説ではアマレク人とも、アマレク人の同族とも言われています。アマレクは出エジプトの時代から、イスラエルの荒野の生活を邪魔し、敵対していました(出17章)。霊的な意味では「肉」の象徴とされ、クリスチャンも肉の思いとの戦いが必要だと比喩されています。ペルシャの属国に対する寛容はユダヤ人だけでなく、すべての民族に平等でした。その中でもアガグ人ハマンは、特別優秀な人材だったようで、王の好意を受け当時の宰相にまで登りつめています。自分に礼をしないモルデカイを憎く思うのはわかりますが、彼の血筋にはイスラエルに対する長年の恨みがあったのです。クリスチャンが仏教や神道の中で拝まないことはあたり前ですが、特に日本では葬式は信仰の試される場面だと思います。個人的な意見としては、日本人はお辞儀という風習があるので、手を合わせて拝むときがあれば、お辞儀をしておけばその場を繕えると思います。基本的に葬式で手を合わせたとか、合わせなかったとかは誰も覚えていませんから、心を主に向け真の神に対して頭を下げるのが良いでしょう。