蛇にかまれる蛇使い

伝道10:11「もし蛇がまじないにかからずにかみつくなら、それは蛇使いに何の益にもならない」
この時代にヘビ使いがいたことがわかります。ヘビはヘビ使いの笛の動きに合わせて、体をくねらせ、まるで踊っているかのように見えます。飼いならされたヘビは、どうすれば威嚇するかを知られており、いつどのタイミングで襲ってくるかもヘビ使いは知っています。しかし、ヘビの行動を見誤るなら、ヘビは飼い主に噛み付いてきます。ヘビに人を主人だと思う気持ちはありません。同情も哀れみもヘビにはないのです。もし、ヘビがサタンの象徴だとわかってソロモンが語ったのなら、人とヘビとの関係を暗示しているように思えます。お互いの利益が一致しているなら、ヘビはおとなしく踊る振りでもするでしょう。利害が一致しなくなったとき、ヘビは平気で牙をむいてきます。人の間に住み、あたかも人の友人を装い、神に近づこうとするとささやいてきます。人はすでに神を信じているサタンから強烈な妨害をされるのです。サタンと共にいても百害あって一利なしです。人がサタンをうまくコントロールしているなどと思わないことです。まじないにかかった振りをするのは、サタンの最も得意とするところだからです。