冬も大雨も

雅歌2:11-12「ほら、冬は過ぎ去り、大雨も通り過ぎて行った。地には花が咲き乱れ、歌の季節がやって来た。山鳩の声が、私たちの国に聞こえる」
開放の前には束縛があります。不自由に感じない人が、「あなたは解放されました」と言われてもピンときません。冬が過ぎさり、大雨も通り過ぎて行く、とは人生でうまくいかない時期のことだと思います。バビロン捕囚は悲しい出来事でしたが、捕囚を経験しなければイスラエルの民は解放の本当の意味を知らなかったでしょう。地に花が咲き乱れるときはいつでしょう?愛の関係であっても、つまづきや倦怠などの時期は必ず訪れます。人生がすべてうまく人には、神の与える試練のすばらしさを理解できないと思います。試練を推奨するわけではありませんが、人生にはコントロール不能なことが必ず起きます。しかし、冬がそのまま居残り、冬のままでいることはありません。やがて春がやってきて、すべての氷を溶かすことでしょう。冬や大雨を経験したことのない人は残念です。主への信仰が最後まで保つ人こそが、愛の歌を歌い、主とともに永遠を生きることができるのです。