2匹の獣

黙13:12「この獣は、最初の獣が持っているすべての権威をその獣の前で働かせた。また、地と地に住む人々に、致命的な傷の直った最初の獣を拝ませた」
最初の獣は海から現れます(1)。しかしこの獣がサタンそのものではありません。そして、もう1匹の獣が地上から立ち上がります(11)。この後から現れた獣は、最初の獣を高い位置に座らせ、人々に拝ませようとします。この獣はとても賢く、拝んだかどうかを判断する仕組みを作り上げるのです。もはや、金がものを言う時代ではないのです。最初の獣を拝むかどうかが、生き残るための手段です。それだけ獣たちには、大きな権威とプライドが与えられ、最初から命の書に書かれていない人たちはすべて振り分けられます(8)。経済の問題も大きな問題ですが、この頃には「心」の問題が経済を上回る重要な鍵になっているのだと思います。それゆえに、ものを買うことでさえ、右手あるいは額にある刻印がなければできないのです。2匹の獣はうまく互いを利用し、彼らのかしらであるサタンの思惑通りにことを進めます。信仰ある人たちが本当に主から養われることを知る、最大の試練がここに書かれています。