自分は潔白だ

ヨブ27:5「あなたがたを義と認めることは、私には絶対にできない。私は息絶えるまで、自分の潔白を離さない」
ヨブは不正を言わず、私の舌は決して欺きを告げない(4)と語っています。もし偽りを言わず、常に正しいことだけを告げるものがいたなら、それは「神」です。ヨブの心にあったへりくだりの要素は徐々に別の方向に向かっているように思えます。しかしまだ、ヨブの心に主を恐れる心は残っています。神と決裂し、この世で自分だけが正しいと思うなら、それは「罪」の状態に陥っています。ヨブは3人の友から責めたてられた結果、彼の心の奥底にあった僅かな間違いの種を浮き彫りにされているのです。それはサタンが陥った間違いによく似ています。ヨブは冤罪にあったのでしょうか?いわれのない罪がヨブの潔白をつぶし、裁き主なる神がヨブに罰をあたえているのでしょうか?…これこそが、ヨブが必死になって弁解しようとしていることです。試練と罰は違うのです。ヨブは「罰」に目をとめていました。