批評しないで理解してください

ヨブ28:28「こうして、神は人に仰せられた『見よ。主を恐れること、これが知恵である。悪から離れることは悟りである』」
ソロモンが箴言で悟った言葉がここに書かれています(箴1:7など)。ヨブは世には多くの宝石や金、銀などの宝物があるが、それらを見つける知識はあっても、知恵を探り出す場所はどこかと尋ねます(1-12)。ヨブは神が人に与えた最も大切な悟りを理解していました。ヨブが主を恐れなかったことがあったでしょうか?ヨブが悪から離れ、正しい道を歩むように努めていなかったでしょうか?ヨブが心の支えにしていたのは、神の言葉だったと思います。それゆえ、過ち、失敗を友から指摘されたときに必死で反論したのです。ここまで悟っていながら、なぜ神からの試練を受けなければならないのか?ヨブ記最大の謎です。性格形成が未熟ゆえに試練にあうわけではないのです。大切な神の言葉を心に留め、主を恐れ、悪から離れ人生を歩んできた者にまだ足りないことがあるのか?ヨブを客観的にとらえ、彼を批評することは簡単です。それでは、神はヨブにしたことと同じことを私たちに用意していることを覚悟できるでしょうか?