変わらないお方

ヨブ30:21「あなたは、私にとって、残酷な方に変わられ、御手の力で、私を攻めたてられます」
イエス・キリストはきのうも今日も、いつまでも同じです(ヘブ13:8)…有名な御言葉ですが、神がいつまでも変わらないのなら、ヨブに対して急に心変わりするのはつじつまが合いません。「いつまでも」は永遠を指す言葉です。確かにノアの時代に「「わたしはこれらを造ったことを残念に思うからだ(創6:7)」と語り、洪水を起こしました。そして洪水後神は契約のしるしとして虹をつくり、二度と洪水が地を滅ぼすことがないと言われました(創9:11)。神は心変わりをしたのでしょうか?ソドムとゴモラを滅ぼすときにアブラハムに言われたことは大きなヒントになると思います。「滅ぼすまい、その十人のために(創18:32)」…ノアの時代にも十人の正しい者が地上にいなかったのです。洪水から救い出されたのはわずかに8人だけでした。主の計画には変化はありません。ヨブが主を心変わりしたと思ったのは間違いです。試練の中にある人たちには、主を信じる心が揺らぐ人もいるでしょう。それでも「何かご計画がある」と最後まで信じる人は主の栄光を受けることができると思います。