角笛が鳴ると

出19:19「角笛の音が、いよいよ高くなった。モーセは語り、神は声を出して、彼に答えられた」
角笛は神の隣在を知らせる合図です。角笛の合図とともに、主が動き、みわざを行ないます。多くの民は雷といなづまと密雲を見て震え上がっていました(16)。モーセは大胆にも直接神に語り、神も声を出して彼に答えられた…とあります。もう以前の臆病なモーセの姿はここにはありません。「ああ主よ、どうか他の人を遣わしてください(4:13)」と言った、あのモーセはどこへ行ったのでしょうか?エジプトの10の災いを目撃し、水が割れてエジプトの兵士が飲み込まれたのを目の当たりにしたのです。どんなに信じる気持ちが薄くても、主のみわざをこれほど見せ付けられるなら、信じないわけにはいかないと思います。終末に、7つのラッパが吹き鳴らされることが黙示録に書かれています。そのときには、どんなに神を信じない人でも、恐れおののき、主こそ神であることを知るようになるでしょう。モーセ出エジプトは、クリスチャンの人生の比喩だと思います。罪に捕らわれていた人たちが、導きを受けやがて救われます。その人たちの心には購われた子羊の血が塗られ、神はそれをみて過ぎこされるのです。