アロンに塗られた血

レビ8:23「こうしてそれはほふられた。モーセはその血を取り、それをアロンの右の耳たぶと、右手の親指と、右足の親指に塗った」
アロンを正面から見たら、右の耳たぶ、右の手と足の親指に血が塗られていることに気づくでしょう。右は権威の象徴で、耳、手、足はそれぞれ聞くこと、行うこと、行くことに関しての場所、すなわち権威あるものの行いすべてを表しているのだと思います。ほふられたいけにえの血は聖別されており、聖められています。それをアロンとアロンの子らに塗り、彼らの職務に対して聖なる宣言をしたのです。出エジプトの際にも、イスラエルの民は子羊の血を家の鴨居に塗りつけました(出12:7)。いのちは血で、血にいのちが宿ると聖書にあります。血を降りかけられた者は、もしその血が汚れたものなら呪われ、あがなわれた血なら罪を過ぎ越してもらえます。アロンに塗られた血はもちろん、ほふられた汚れのない血です。この原則はイエス様の時代も続き、イエス様はこの原則に従って、十字架にかかったのです。おそらくこれはイエス様の時代で終わりでなく、永遠に続く神の大切な原則だと思います。クリスチャンの心には信仰によって、イエス様の血が塗られているのです。