息子たちにはまだ無理

レビ10:19「そこで、アロンはモーセに告げた『ああ、きょう彼らがその罪のためのいけにえ、全焼のいけにえを、主の前にささげました。それでこういうことが私の身にふりかかったのです。もしきょう私が罪のためのいけにえを食べていたら、主のみこころにかなったのでしょうか』」
4人の子供のうち2人はすでに聖所を汚したことで死んでいます。今度も残った2人の息子は定められたことを守れませんでした。わざとなのか、不注意なのかはわかりませんが、彼らは自分たちの兄が死んでいくのを見たはずです。主は聖なるもの、あがないのいけにえに関しては決して揺るがない思いを持っていました。ひょっとすると、アロンの残った2人の息子はまだ幼かったのかもしれません。なぜなら、この2人は殺されなかったからです。いけにえをほふり、焼いて煙にするのは完全に焼却する意味です。しかし、焼いて食べるとなると話は別です。焼き方が変わってくるからです。エルアザルとイタマルは、焼いて煙にする方だと勘違いしたのです。アロンは2人の失態に気づき、もし自分がエルアザルとイタマルに任せず、いけにえを食べていたら良かったのか…とモーセに訴えます。想像ですが、幼い息子たちに任せず、アロン自身が行ったらこのようなことはおきなかったはずです。それゆえ、モーセはその言葉を聞いたとき、それで良しとしたのです。